全国ビジネスサポート協同組合連合会(NBCC)が主催する全国外国人技能実習生弁論大会が9月16日に広島で開催されました。Esuhai-Kaizen吉田スクール出身の実習生ユンさんが、この弁論大会に参加し、見事、審査員特別賞を受賞しました。
広島大会では22名が発表し、ユンさんは「審査員特別賞」に選ばれ、表彰状と賞金が贈られました。
ユンさんは受賞の喜びを、「自分の名前が呼ばれた時は、とても驚きましたし嬉しかったです。また、同じ会社の実習生の友達が応援に来てくれ、友達の歓声が聞こえた時は、もっと嬉しく感じました。大会に出る前に受入企業と組合の方に何回も練習をみてもらいました。皆が関心を持ってくれたのでもっと頑張り、もっと練習しなければならないと思いました。頑張った結果、自信がつき、本当に受賞することができました。いつも応援してくれる家族、受入れ企業、組合、Kaizenの先生方、友達に感謝しています」と語りました。
表彰式で表彰状と賞金を授与されるユンさん
ベトナム国旗を持って記念撮影
受賞者たちと記念撮影
2012年3月に一緒に入国した実習生達と
ユンさんは日本に来てまだ6カ月ですが、発音がとてもきれいで会話力も高いです。ユンさんの日本語の勉強方法を紹介します。
「毎日必ず日本語の勉強時間を作っています。疲れた日は1時間、元気な日は3時間勉強します。CDを聞いて紙に書き出したり、来日前にパソコンに保存した日本語の資料を読んだりしています。またチャンスがあるときは、一緒に働いている日本人と会話しています。」
ユンさんから実習生としてこれから日本に来る後輩へメッセージをもらいました。
「日本での生活は、問題がおこったり、やさびしくなったりする時もありますが、頑張ればすべてを乗り越えることが出来ます。悲しみがやわらぎ、やる気をだすために、親友と分かち合ってください。そして、日本に来る前に、みんなの日本語を2巻勉強した方がいいと思います。日本語が上手ならば、上司の指示が良く分かり、仕事が良くできるようになり、信頼を獲得することができます。日本人とも良く話せるからです。」
大きな課題は小さな事から
グェン トゥー ユン
高校生の時、広島と長崎で原爆が投下された事について知りました。しかし、新しい町はより一層高成長な町に再建されました。早く再建が出来た事に驚きました。
日本に行くことを決めた時は、両親も心配しましたが、「私は大人ですからもう大丈夫です。」と言いました。
2013年3月15日に広島空港に降りました。実習生として食品会社で働いています。初日に日本人と働いた時、日本人は仕事にとても熱心でした。会社の仕事はいつも自分の事のように考え、お昼からの仕事が始まる時も皆早くから働いています。一分でも仕事を大事に考えています。掃除する時、私は機械の拭き掃除をしていますが、通訳の先生が「心を込めてしっかり機械を拭き掃除すると、機械をうまく使える事が出来る」と言ってくれました。
仕事が終わった時、日本人と仕事や生活などの話をしています。初めは、日本語で会話するのが難しかったですが、毎日、日本語で話をして、そのあと分からないことを勉強するのが楽しくなり、だんだんと日本人と話をすることで自信がついてきています。
日本人は町をとても美しくしています。道はいつもきれいで、ごみがありません。
そして小さいことでも、使う人が便利なことを考えた商品を作ります。初めておにぎりを買って、開ける方法を知った時は感動しました。
日本に来てから物を大事に使うようになりました。今、仕事と日本語を勉強することは私の大切な日々です。昔の私とは違い、今の私は社会と周りのことへの関心を持つようになりました。
日本に来てから6カ月が経ちます。短い時間でも日本人と共に仕事をしていく中で、「広島と長崎の成長の理由」について答えが出ました。一人一人が社会の中で自分の責任のある地位を築いていけば社会は発展するでしょう。 |